札幌から車でわずか1時間半。空知地方の芦別市は、1988年に環境省から「星空の街」に認定された北海道屈指の星空スポットです。市域の約89%が豊かな森林に覆われ、光害が極めて少ない環境が、まるで天然のプラネタリウムのような夜空を生み出しています。
この記事では、”星の降る里”芦別を中心に、空知で絶対に訪れたい星空観測スポット5選、季節ごとのベストシーズン、初心者でもできる撮影のコツまで、すべてをご紹介します。
✨ なぜ芦別は”星の降る里”なのか?
芦別市で開催される星空イベント
芦別市が「星の降る里」と呼ばれるようになったのは、1988年1月30日、環境省(当時の環境庁)が主催する「星空の街・あおぞらの街コンテスト」で全国初の「星空の街」に認定されたことがきっかけです。
この愛称には、かつて炭鉱で働く人々が夜空を見上げ、星が降るように見えたという歴史が息づいています。
🌟 3つの理由──芦別の星空が美しいワケ
- 圧倒的な低光害:市域の約89%を森林が占め、周辺の山々が光を遮断する天然のシールドに
- 透明度の高い空気:工業地帯が少なく、森林が生み出す澄んだ空気が星の輝きを引き立てます
- 自然地形の恩恵:盆地と山地が交互に続く地形が、夜間の大気を安定させ、星のまたたきを最小限に
📌 ポイント:環境省の認定は、光害・大気汚染が少なく、星空保全に積極的な地域にのみ与えられます。芦別はその条件をすべて満たした、まさに“星空の聖地”です。
🏔️ 【厳選5選】空知の最高星空スポット
1. 滝里湖(芦別市)
滝里湖──湖面に映る天の川が圧巻
湖面に映る”ミラー天の川”が圧巻の人気スポット。滝里湖オートキャンプ場では、テントサイトから直接星空を眺められます。夏には毎月「スターウォッチング」イベントも開催。
- 📍 住所:芦別市滝里町288
- 🚗 アクセス:道央道芦別ICから車で約15分
- 🏕️ 設備:キャンプ場(電源サイト有)、トイレ、炊事棟
- 🌌 ベストシーズン:6月〜9月(天の川)
2. 上金剛山展望台(芦別市)
標高約700mの高台から360°パノラマの星空を独り占め。車でアクセスでき、冬季は除雪されていないため、夏〜秋がおすすめ。街灯が一切ない”完全暗闇”で、天の川の中心部まで肉眼ではっきり見えます。
- 📍 住所:芦別市上芦別町(林道経由)
- 🚗 アクセス:芦別市街から車で約30分
- 🏕️ 設備:なし(駐車スペースのみ)
- ⚠️ 注意:ヒグマ出没エリア。夜間は特に注意し、鈴を携帯
3. 芦別温泉スターライトホテル&おふろcafé星遊館
露天風呂で星空を眺める贅沢
温泉に浸かりながら星空観賞という贅沢体験。露天風呂に設置された「星空スイッチ」で照明を消すと、満天の星が目の前に広がります。2024年8月には星空ラウンジもオープン予定。
- 📍 住所:芦別市旭町油谷1
- 📞 電話:0124-24-0101
- 💴 料金:日帰り入浴 大人800円、宿泊1泊2食付き約12,000円〜
- 🌐 公式サイト:星遊館公式
4. まあぶオートキャンプ場(深川市)
ファミリーに最適な設備充実型キャンプ場。電源・水道完備のサイトから星空を眺められます。隣接する温泉「アグリ工房まあぶ」で日帰り入浴も可能。毎年9月には「星空観察会」も開催。
- 📍 住所:深川市音江町字音江600番地
- 📞 電話:0164-26-3000
- 💴 料金:オートサイト1泊3,000円〜
- 🌐 まあぶキャンプ場公式
5. たきかわスカイパーク(滝川市)
道央道・滝川ICからわずか5分のアクセス抜群スポット。グライダー空港の隣接地で、広大な草原が広がります。街灯がなく、寝転んで星空を眺めるのに最適。
- 📍 住所:滝川市中島町139-4
- 🚗 アクセス:道央道滝川ICから車で約5分
- 🏕️ 設備:駐車場、トイレ
- 🌐 スカイパーク公式
📅 星空観測ベストシーズン&カレンダー
冬の北海道で輝くオリオン座
| 季節 | 期間 | 見どころ | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 春 | 4月〜5月 | みずがめ座η流星群(5月6日前後)、春の大曲線 | ⭐⭐⭐ |
| 夏 | 6月〜8月 | 天の川(銀河の中心部が最高潮)、ペルセウス座流星群、夏の大三角 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 秋 | 9月〜11月 | 最も透明度が高い季節、アンドロメダ銀河(M31) | ⭐⭐⭐⭐ |
| 冬 | 12月〜3月 | オリオン座・冬の大三角、一等星が多数、ふたご座流星群 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
🌙 月齢をチェック!
星空観測のベストタイミングは新月前後の3日間。月明かりがないため、暗い星まで見えます。気象庁の星空指数も事前確認を。
📷 初心者でもできる星空撮影のコツ
一眼レフで撮影した夏の天の川
📱 スマートフォンの場合
- 「夜景モード」または「星空モード」を選択(iPhone 11以降、Google Pixel 3以降に搭載)
- ISO感度を800〜3200に設定
- シャッタースピードを10〜30秒に(手動設定可能な機種のみ)
- ミニ三脚で固定(100円ショップでも購入可)
- セルフタイマー(2秒)でブレを防ぐ
📷 一眼レフ・ミラーレスの場合
- レンズ:広角レンズ(14〜24mm)、明るいレンズ(F2.8以下)
- モード:マニュアルモード(M)
- ISO感度:1600〜6400
- 絞り:F2.8〜F4(開放側)
- シャッタースピード:15〜30秒
- ピント:マニュアルフォーカス(MF)で無限遠(∞)
- 三脚&レリーズ必須
✨ プロが教える裏ワザ
- 赤色ライトを使う:白色ライトは暗順応を妨げる
- 前景を入れる:木や湖など前景を入れることで、写真に奥行きが生まれます
- 天の川の撮影時間:夏は22時〜深夜2時、天の川の中心部が最も高く昇る時間帯を狙う
- RAW形式で撮影:後から明るさや色温度を調整しやすい
📱 おすすめアプリ:
• 星空観測:Stellarium(無料)
• 天の川の位置予測:PhotoPills、Star Walk 2
• 星空指数:ウェザーニュース、tenki.jp
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 空知で一番星空がきれいな場所はどこですか?
A. 芦別市の滝里湖または上金剛山展望台がおすすめです。滝里湖は湖面に映る”ミラー天の川”が見どころで、キャンプ場も併設。上金剛山は360°パノラマで街灯が一切なく、天の川の中心部まで肉眼で見えます。
Q2. 星空観測に必要な持ち物は?
A. 以下を準備しましょう:
• 防寒着(夏でも夜間は10℃以下になることも)
• レジャーシートまたはアウトドアチェア
• 赤色LEDライト
• 温かい飲み物(保温ボトル)
• 虫除けスプレー(夏季)
• 星座アプリ(Stellariumなど)
Q3. 初心者でも参加できる観望会はありますか?
A. はい。星の降る里百年記念館では、65cm反射望遠鏡を使った観望会を定期開催(要予約)。また、滝里湖オートキャンプ場でも夏季に「スターウォッチング」イベントがあります。
📞 アクセス・問い合わせ先
- 📞 芦別市観光協会:0124-22-2111
- ♨️ 芦別温泉スターライトホテル:0124-24-0101
- 🏕️ 滝里湖オートキャンプ場:0124-27-3939
- 🏕️ まあぶオートキャンプ場:0164-26-3000
- 🌐 芦別観光総合ガイド:公式サイト
🚗 札幌からのアクセス
車:道央道・三笠ICまたは芦別IC経由、約1時間30分
公共交通:JR札幌駅 → JR岩見沢駅 → JR芦別駅(約2時間)、駅からレンタカー推奨