植松電機とは?空知・赤平から宇宙を目指す企業
北海道赤平市にある植松電機を訪れると、「宇宙開発企業」という言葉から想像する無機質な雰囲気とは少し違う空気を感じます。工場には、使い込まれた機械とともに、子どもたちが描いたロケットの絵や、実験の写真が自然に並んでいます。
植松電機は、産業機械の設計・製作を行う地域企業でありながら、ロケット開発にも本気で取り組んできた空知発の技術企業です。
「特別な人だけが宇宙に挑戦できるわけじゃない」──その姿勢そのものが、ロケット教室の原点になっています。
赤平市に本社を置く理由
「なぜ赤平でやるのか」と尋ねると、担当者はこう語ります。
「ここでできないなら、どこでもできないと思うんです」
岩見沢市・滝川市・砂川市など空知各地から子どもたちが集まるロケット教室は、赤平という土地そのものが“学びの現場”になっています。
町工場から宇宙開発へ
植松電機のロケット開発の話は、成功談よりも失敗談が多く語られます。
「最初は全然うまくいきませんでしたよ」
この失敗の積み重ねこそが、ロケット教室の最大の教材です。机上の空論ではない、本物の現場経験が語られます。
ロケット教室の内容|何を学び、何を体験するのか
ロケット教室が始まると、最初にこう伝えられます。
「今日は工作教室ではありません」
子どもたちは、モデルロケットを作る前に「なぜ飛ぶのか」「なぜこの形なのか」を一緒に考えます。
考える → 作る → 試す → 振り返るという、エンジニアリングの本質を体験する時間です。
モデルロケット制作の流れ
力の向きや空気抵抗の話も、小学生に伝わる言葉で説明されます。
「理由がわからないと、次は作れない」
ロケットが空に飛び立つ瞬間、歓声と同時に真剣な表情が広がるのが印象的です。
安全設計と実験の考え方
安全についても徹底的に学びます。
「失敗しない方法ではなく、失敗しても大丈夫な設計を考える」
この考え方は、宇宙開発だけでなく、日常生活や将来の仕事にも通じます。
失敗から学ぶプロセス
うまく飛ばなかったロケットを前に、責める言葉はありません。
「じゃあ、どこが原因だったと思う?」
失敗が問いに変わることで、探究学習そのものが始まります。
まとめ|空知発・本気の宇宙教育を体験しよう
植松電機のロケット教室は、宇宙を題材にしながら、
- 考える力
- 失敗と向き合う姿勢
- 挑戦を続ける心
を育てる体験学習です。
空知地方でしか体験できない、本気の宇宙教育を、ぜひ一度体感してみてください。